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執筆者の写真貴之 原田

U-CRANEピースキャンプ Day2

数日前までの雨予報が嘘のようにすっきりと晴れ渡った二日目は広島の中心からバスで1時間ほど東へいった竹原からフェリーに乗って大崎上島へ向かいました。

瀬戸内の穏やかな自然に触れて、平和を肌で感じてもらいたいという思いがありました。


フェリーに乗るのはほぼ全員の子供たちが初体験ということで朝からハイテンション!


瀬戸内海の潮風に思わずみんな「わーっ!」と歓声が上がります


30分の短い船旅を楽しんで、大崎上島へ上陸。


中原観光農園を訪れ、みかん狩り体験。実はウクライナの子供たちはみかんがだーい好き!しかもオーガニック栽培で育てたみかんということで、1日目から「マンダリーネ、マンダリーネ」と、とても楽しみにしていました。


まずは農家さんから取り方を教えてもらいます。

どの木がいいかなぁ、農園中をリサーチします。

「いくつ食べたのー?」「6つか7つ!」

お土産用のみかんもたくさん収穫しました。


ここで、広島県立叡智学園の中学生たちが合流。お互いに自己紹介とそれぞれの土地の良いところを紹介しました。


共通していたのは、


「自然が豊か」そして「人が温かい」ということ。


ウクライナの子供たちの故郷に対する想いを聞き、いまある現状がどれだけつらいことかが伝わりました。

また、この島で生まれ育った「まっつん」から


「大崎上島は3000年間いちども戦争に巻き込まれたことのない平和な島」


ということを伺いました。1日島を体験してその秘訣がなんとなくわかるような気がします。




農園を後にし向かったのは、瀬戸内を代表する美しいビーチ、大串海岸。

澄み渡る青空と穏やかな波、まさにピースを感じることのできる場所です。


子供以上に大人がおおはしゃぎで、われ先とはだしになって水の中に入っていきます。


みんなの興奮が伝わる最高の一枚。


さらに、アクロバティックヨガ!


ひとしきり遊んだ後は、地元の食材をふんだんに使用したピザをいただきます!


旅の締めくくりをピースノートに記していきます。この二日間で感じたこと、そして


「あなたにとっての平和とは?」


一人ひとりがピースメッセージを読み上げていきます。



このピースキャンプのメッセージは、「復興の希望」


彼らが祖国に帰り着いたあと、ピースメーカーとしてウクライナの復興に貢献することをこころから願っています。


広島を訪れた子供たちはきっと、いまは破壊された街並みが、以前の美しさを取り戻すことを確信していることでしょう。


なぜなら、75年は草木も生えないと言われた広島が、いまこれだけ美しい街に生まれ変わったのだから...



今回のピースキャンプはいろんな奇跡が重なって実現しました。

財政支援をしてくださった日本財団、企画運営を担ってくれたPEACE CULTURE VILLAGE、避難民との橋渡しを一手に担っている日本ウクライナ文化協会、そしてこの活動の源となっているU-CRANEのメンバーの皆さんに、この場を借りて感謝申し上げます。


本当にありがとうございました!Peace for Ukraine


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